ソフトバンク。Paytmに実質約22億ドルの出資(アリババ株含む)。孫社長のインド戦略やいかに。
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ソフトバンクの出資額は14億ドルに。
下記記事で約19億ドルの大型出資とお伝えしておりましたが、
今回判明した情報ですと新株含めて14億ドルの出資になるという。
詳細は新株10億ドル+発行済み株式の4億ドルとなる。
しかし、前回記事でも触れましたが、このPaytmを運営するワン97コミュニケーションズはアリババからも資金を調達済みで発行株式済み株式の40%を保有する。その額約28億ドルと推定される。
ソフトバンクが保有するアリババ株は全株式の約28%であることを考えると約28億ドルの28%、つま約7.8億円もソフトバンクの資産となる。
そういう意味で考えると、ソフトバンクが保有するワン97コミュニケーションズの株式は総額約22億ドル、日本円にして約2400億円分といことになる。
Paytmのビジネスやいかに
先日もインドに訪問したのだが、確かに写真のようにPaytmの表記があるお店は増えてきているように感じる。とはいえ、この写真ムンバイの空港で撮影したもの。
実際の街中に出てみればこのPaytmで日ごろの決済が行われているような様子はない。
しかし、インドは莫大な資金を投下してしぶとく広告を打ち出した企業が勝つ世界と言われている。そういう意味では、今回の出資金を有効活用して周知に取り組めばまた大きな商機が生まれそうである。
現在でも既に2億人を超えるユーザーがインドには存在していると言われている。
これだけでもものすごい数だが、インドは13億人の人口を有している。
そして忘れてはならないのが50%以上が20歳以下に集中しているという事実。
経済成長に伴い携帯、スマホの保有率は上昇しているのは間違いない。
そう考えれば、この2億人という数字が3億、4億となる日はそう遠くないかもしれない。
Paytmが何故浸透しているのかについてまとめた記事はこちら。
OlaやOyo Roomsにも出資中のソフトバンク。
実はソフトバンク、Uberの競合であるOlaの筆頭株主でもある。発行済み株式の22.5%を有している。ただ、Uberとは圧倒的な市場シェアをつけられており、苦戦をしいられているのもまた事実である。時価総額でもOlaは約35億ドルでUberは600億ドルを超え、15倍以上の開きがある。
しかし、ソフトバンクは他にもホテル予約プラットフォームのOyo Roomsやインド国内でAmazonに似たビジネスを展開するSnapdealや、食料品配達アプリのGrofers、不動産関連ビジネスを展開するHousingにも出資している。
今回のPaytmへの出資額を合わせるとインド市場に総額35億ドル近く出資していることになり、如何に注目しているかが理解できる。先見の明を持つ孫社長の目にはインドのどんな将来が写っているのか大変興味深いものですね(^^♪
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