India exploring.

とある事情で頻繁にインドを訪問するようになり、インドに関して勉強したこと(文化や歴史)や現地で感じたこと、インドに関するニュースなどを題材に記事を更新していく予定です!インドのことについて勉強されている方に役立ちそうな情報を発信しますので良かったら見て行ってください(^^♪!

GMがついにインドから撤退、一方VWはインド市場に注力進める!!

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GMが撤退。インド自動車産業は魅力的だが・・・

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GMがついにインド市場から撤退することになった。

撤退したからと言って、インドの自動車市場が魅力的である点には変わりはないはずである。インドではインフラの整備が急ピッチで進んでいるが、それに対抗するかのように車の数が日に日に増加していることもまた事実である。

 

中間層の増加により単車の数もかなり急増しているような印象を受ける。

インドで自動車の価格を聞いてみたが、Suzukiの車でも150~200万円ほどの価格とのこと。大卒初任給は大よそ2~3万円であることを考えるとこの価格は非常に高い。

勿論TATAのような安価な自動車もあるが、安かろう悪かろうということであまり好んで乗っている人は少ない。

棲み分けが進むインド自動車業界。日本勢の牙城。

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まだまだこんな光景は当たり前である・・・。

 

そんな中GMの撤退が決定した。確かに、インド国内でシヴォレーはほぼ見かけることは無い。圧倒的なマルチスズキのシェアにMahindraやトヨタが続き、それらがブランド化している。高価格戦略をとるトヨタ、大衆車を目指すマルチスズキ、大型車やトラックなどにも注力するMahindra、安価市場を貫くTATAとうまい具合に棲み分けが進んでいるわけだが、思うにGMの価格帯で言えばマルチスズキと或いはトヨタとの闘いとなる。

当然、マルチスズキは圧倒的な知名度と信頼があり、そう簡単に牙城を崩すことは容易ではない。インド国内の地位に関して言えば、トヨタはスズキには劣るものの、世界に名だたる企業ということでインド人もそれは理解している。

この2社の領域にGMが入り込む隙が無かったというのが今回の撤退の要因であることは想像に難くない。投資が嵩むも利益水準の低いインド市場から撤退し、米国と中国市場に注力する。これがGMの戦略だが、現在のインド市場の勃興を見ていると、少し撤退が早くないかと思ってしまうのは私だけだろうか。

 

VWが販売量を伸ばすもシェアは依然1%前後。TATAと提携開始!

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GMとは対照的にVWはインド市場への注力を進めている。

 

インドにおける自動車会社のシェアを見てみるとマルチスズキが約40%弱、現代がそれに続き約15%、TATAが約12%、そしてMahindraが約10%と続く。

 

上記表ではVWが健闘しているように見えるが、実際のところそのシェアは1%前後しかない。GMと大差ないのである。しかし、今年に入ってVWはTATAと提携を開始した。

部品の安価調達ルートなどを活用するようだが、インド国内におけるVWの知名度はシェアの通り依然かなり低い。

現地で実際に聞いてみたが、ムンバイやデリーなどの大都市でなければまず知らない。

それぐらいの知名度である。

 

それでも、4-5年でシェア10%を目指すという。インド国内の自動車販売台数は約360万台。GMが今回撤退する結果となったわけだが、果たしてどういった戦略で市場に食い込んでくるのか非常に興味深いところである。

 

5年後、10年後、後悔するのはGMかVWか。

 

個人的にはVWが日の目を見ることになりそうな気がするが。

それまで私もブログを続けていたい。

 

それでは。

 

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