India exploring.

とある事情で頻繁にインドを訪問するようになり、インドに関して勉強したこと(文化や歴史)や現地で感じたこと、インドに関するニュースなどを題材に記事を更新していく予定です!インドのことについて勉強されている方に役立ちそうな情報を発信しますので良かったら見て行ってください(^^♪!

インドでVivoとOppoが猛追する3つの理由。

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インドスマホ市場はサムスンが依然首位をキープ!

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ムンバイの空港で撮影した一枚である。

左の男性が写る広告がVivo、右側の女性が写る広告がOppoである。

 

インドのスマホ市場のシェアはサムスンが約24%と首位になっているが、そのシェアは徐々に低下している。2年ほど前はサムスンが圧倒的なシェアを握っていたがその地位が揺るぎ始めているのだ。

 

中国勢の台頭。シェア40%超え。

首位はサムスンであるが、それに続くのが中国勢。

17年1-3月期の販売実績では、

1位サムスン(28%)に対して2位はシャオミ(約14%)、そして3位にVivo(約10%)が付ける。そしてOppoやレノボが続く。何と中国勢だけでインド市場の40%を超えるシェアとなっている。

中でも躍進を続けるのがVivoとOppoである。Vivoに至っては前年比300%を超える成長を遂げている。中国でもその成長は止まらない。

www.nikkei.com

 

では何故ここまで急激にシェアを伸ばせるのか。

VivoとOppoが猛追する3つの理由

その1 中間層がターゲット

言うまでもないが、インドでは中間層の厚みが日に日に増しつつある。

そんな中、スマホ市場に目をむけてみると、安価戦略をとる従来の中国勢や

高値戦略を貫くアップルiphoneが目立っている。

しかし、中間層をターゲットにした商品群と言うのは意外に少なかったのではないだろうか。

このVivoやOppoは中国製品よりも少し高価格戦略をとるが、と言ってもiphone程の高価格ではなく、所謂中間層にをターゲットにしている点がシェアを拡大させている一つの要因として挙げることができそうである。

その2 広告を目にしない日は無い。

これは外せない。本当にいたるところに広告が展開されている。

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2枚目の写真はわかりにくいが、道路沿いの広告がもうこの2社で埋め尽くされているのである。これはTN州での一枚だが、地方都市に行ってもこの2社の広告を目にしない日はない。

当然、空港や主要施設にはこれでもかとこの2社の広告が展開されている。

面白いのは下記写真のようにこの2社が兄弟会社なのか?というぐらい対になっていつも広告が展開されている。VivoとOppoという名前も何だか似ているが・・・。

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それだけだはない。クリケットのリーグIPL(India Plemium League)のメインスポンサーにもなっており、テレビにも頻繁に登場するのである。

 

新聞にも頻繁に掲載されている。

↓Oppoの広告

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そして、街中には当然これらのショップが展開されておりどこでも購入できるような体制が整っているのである。

 

下記記事でも触れたが、モバイルの普及率は日に日に高まっており、地方都市でもスマホ需要は非常に高い。とはいえ、果たしてこれほどまでの広告費を回収できるのか少し疑問に感じるのは私だけだろうか。

shimabrog.hatenadiary.jp

その3 セルフィーを強調

インド人は本当にセルフィー(自撮り)が大好きである。

こないだインド国内線に載ったのだが、前後左右のインド人全員がセルフィーで自撮りしていた。みんなそれをFacebookなんかにアップしたりして楽しんでいる。

写真を見せてもらったが、その人の顔と体で大部分を占めており飛行機内であるのかどうか怪しいほどであった・・・。

まぁインド人の撮影の仕方は良いとして、とにかくセルフィーで撮影しまくる。

 

ということを踏まえた上で、

もう一度この広告を見て欲しい。

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「Selfie expert」

日本人からすると何だこれ、となる。

 

実はVivoも同じ戦略なのだが、セルフィーの機能性を全面的に押し出しているのである。中国でも同戦略で成功を収めているようだが、インドでもこの謳い文句がインド人の印象に残り、一気にそのシェアを拡大させているのではないかと感じる。

実際のところ、抜群に画質が良いとかそういうわけではないそうだが、こう書かれたら

日本人の私でも一度はVivoとOppoのスマホでセルフィーを撮ってみたくなるものである。

 

あと一年後、両社がインド市場でどのような展開をし、どのような地位を築き上げるのか大変興味が沸いてきます。また、変化があれば更新していきたいと思います。

 

それでは!

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