<雑学シリーズ第3弾>マルチスズキのマルチってどういう意味?
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約40%という圧倒的な市場シェアを握るスズキ!
インドではマルチスズキのシェアがなんと約40%前後にまで達しています。
日本のスズキのシェアからすると驚きの数字ではあるが、これは事実なのです。
実際にインドにいるとスズキの車がほとんどです。
もちろんその知名度は他を圧倒しています。
さて、本題に入っていきます。
なぜスズキではなく「マルチ・スズキ」なのか。
MULTI SUZUKI?
恥ずかしながらずっとマルチスズキというのはMULTIなんだと思ってました。
つまり、色んなことができますよという意味なのかと・・・
インド人に
「Multi Suzukiって良い名前だね」
って言ってみたのですが、あっさりと
「何を言っているんだ、スズキは日本の会社なのにそんなことも知らないのか」
と一蹴されてしまいました。笑
勿論色んな車種を展開されているのである意味間違ってはないのでしょうが、
実際のスペルはMARUTI SUZUKIだそうです。
お恥ずかしい。
では、このMarutiって一体どういう意味なんでしょう・・・
Marutiというのは神様の名前
ご存知の方も多いかもしれないが、元々スズキは「マルチ・ウドヨグ」という名前から始まりました。ウドヨグというのはヒンディー語で「工業・産業」を意味する言葉だそうです。
そこから2007年に社名変更があり、社名を入れ込んでマルチスズキとなったようです。
さて、このMurtiですが、
インドの神「マールティ」のことだそうで、風神パヴァンの息子の名前。
つまり、風のように颯爽と走り抜けるスズキという意味になるようです。
ちなみに、マールティは下記の写真のような神様です。
あれ?どこかで見たことあるような・・・。
そうなんです。実はマールティというのは猿の顔をした神様「ハヌマーン」の別名なのです。ハヌマーンと言えば孫悟空のモデルとなったり、桃太郎の題材になっているのではということで有名になっている神様です。
インド人には大事な神様
少し本題から外れてきますが、
インドにはありとあらゆる神様が居て、人によって信仰している神様が全く異なります。もちろん、地域や村単位、家族単位でも異なっていたりもします。
多神教であるところは神道によく似てますが、神様についての知識レベル、興味関心度で言えば、日本とインドは天と地の差があります。
インド人と仲良くなりたいなと思えば神様の話が効果抜群です(飽くまで個人の見解ですが)笑
何が言いたいかと言えば、インド人にとって神様というのは本当に身近な存在なのです。
「ハヌマーン」を知らないインド人は恐らく居ないのでは?
というぐらい有名な神様であることは間違いありません。
つまり、そういう意味でこのマルチスズキと言う名前は
インド人にとって大変親しみやすい名前なのではないかと思います。
それでは。
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